「世界の何だコレ!?ミステリー」というTV番組で取り上げられる、秋田県男鹿市(あきたけんおがし)にある「しゃべるガードレール」について、その目印や詳しい場所・アクセス方法、ルートや所要時間を地図でご紹介します。
そして、なんで喋るのか・・その原因ついてもお伝えします。
なんでも、人の声が聞こえるという摩訶不思議なガードレール!
夜は特に大きな声が聞こえてくるというその奇妙な現象を番組では専門家と共に徹底調査していますが、そんな怪奇現象を起こすガードレールはいったいどこにあるのでしょうか。。
しゃべるガードレールって何?どういうこと?
「しゃべるガードレール」とは人も誰も居ないのに、人の声や音楽が聞こえてくるガードレールのことです。
いったい何のこと?と思いますよね。
でも実際にそんな場所が、そんなガードレールが秋田県男鹿市にあるのです。
喋るガードレールの場所はどこ?目印は?
「喋るガードレール」の詳しい場所を調べて見ました。
住所は秋田県男鹿市福川起上ケ(あきたけんおがしふくがわおきあげ)にあるガードレールです!
詳しい番地までは出てきませんでしたが、目印があります。
それは向かいにあるNHK秋田放送局のラジオの電波塔です。
しゃべるガードレールまでの詳細地図とアクセス方法
赤いマークが「しゃべるガードレール」の場所として表示されたところですが、ここは西部承水路(せいぶしょうすいろ)という水域です。
水の上にガードレールはありませんね。
では、しゃべるガードレールは西部承水路の両脇にある道路のどっちにあるのでしょう。
調べたところ、ガードレールはラジオ電波塔側には設置されていないようなのです。だから、しゃべるガードレールがあるのはラジオ電波塔から西部承水路を挟んだ南西側の道路のガードレールということになります。
こちら。↓↓
赤い線を引いた辺りが「しゃべるガードレール」のポイントになります。
地元の人たちにとっては有名な話のようなので、近くまで行ったら良く聞こえるポイントを教えてもらえば良いと思います!
もう少しズームアウトした、広範囲の地図でも見てみましょう。
こちらです。↓↓
上の地図に払戸郵便局(ふっとゆうびんきょく)がありますね。
だいたいの目安ですが、払戸郵便局から「しゃべるガードレール」までが、県道304号を経由して徒歩約30分で行けるようですね。
秋田市の秋田駅から「喋るガードレール」までの所要時間と行き方
Googleマップで出発地と目的地を指定して調べた、しゃべるガードレールまでの行き方をご紹介します。
参考にしてくださいね。
- 電車とバスを使う場合:秋田駅から約2時間15分で到着!
男鹿なまはげラインと呼ばれる男鹿線(秋田駅~男鹿駅を結んでいる)に乗り、”船越駅”で下車。秋田中央交通の「下五明光行き」バスに乗り約15分、”福川”で下車し、そこから徒歩約10分でしゃべるガードレールに到着です。
- 車を使う場合:秋田駅から約45分で到着!
県道56号線と国道101号線、県道42号線を経由して起上ケ方面に行けばしゃべるガードレールに到着します。
しゃべるガードレールから聞こえる声は何?原因は?
ガードレールから聞こえる声・・・夜になると更に大きく聞こえてくる、って。。
怖い。
でも声の主はあきらかになっています!
それは向かいにあるラジオ電波塔からのAMラジオ放送の音声なのです。
ゲルマニウムラジオと同じ原理でガードレールからラジオの音声が聞こえるのだそうです。
★ゲルマニウムラジオとは電源も電池も使わない、わずかな電子部品だけでラジオ放送を聞くことができるラジオで、電波そのものの電力でラジオを聴取することができる原始的なラジオです。
電波を取り込めるアンテナがあれば音を鳴らすことができるラジオなんですね。
原理は電波がアンテナにぶつかる時に発生する微弱な電流だけで回路を振動させて音を出すのだそう。
そして今回の場合はガードレールがアンテナの役割を果たしており、ゲルマニウムラジオの仕組みと同じような働きをしているので、ガードレールから音が聞こえてくるのです。
では、なぜこの秋田のガードレールがアンテナの役割を果たすのかというと・・・
こちらのガードレールは塗装の白いペンキが剥がれてしまって金属が丸裸になっている部分があり電気を通しやすくなっているということ。
そしてガードレールからNHK秋田第二放送局の大潟村送信所電波塔までの距離は200~300mと近く、また電波を遮る障害物もないということ。
更にこちらの電波塔からは国内最大出力である500KWの強い放送電波が送信されているということ。
これら様々な条件が重なってガードレールの鉄板全体で電波を受信してしまっている、ということのようです。
夜になると声が大きく聞こえる・・・というのは、夜の方が昼間よりも周りが静かになり聞こえやすくなるということであり、昼夜問わず電波は受信されているので音声は聞こえているそうです。
★無電源でいつまでもなり続ける不思議なラジオ、”ゲルマニウムラジオキット”を見付けました
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「しゃべるガードレール」がどんな仕組みなのか、ゲルマニウムラジオの原理が気になる方は実際に作ってみてはいかがでしょう。夏休みの自由研究にもちょうどいいですね!
まとめ
「しゃべるガードレール」があるのは秋田県男鹿市福川起上ケの西部承水路の南西側に面した所で、NHK(日本放送協会)秋田放送局大潟ラジオ第二送信所の水路を挟んだ向かいにあります。
街灯もなさそうな田舎のひと気も無い場所で、どこからともなく声が聞こえたら本当にビックリしますよね。。
と言っても、聞こえてくるのはNHK秋田第二放送局のAMラジオの音声です。
しゃべるガードレールの正体は、ラジオが鳴るガードレールでした!
何故そんなことがおこるのかというと・・・
- ガードレールの塗装が剥がれ、金属が丸出しになっている部分がある
- ガードレールの近くにラジオの電波塔がある
- 電波塔の電波を遮る障害物がない
- 電波塔からは500KWの大出力で電波が送信されている
上記の様々な条件が重なり、ガードレールでゲルマニウムラジオと同じ仕組みが働いたことによって放送中の音声がガードレールから聞こえてくるのです。
声も音楽も聞こえてきて、楽しそうですね!
近くだったら「しゃべるガードレール」に会いに行きたいです。笑
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