メンタル弱くスランプに!国立医学部受験から私立に切り替えた結果は?

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勉強できない・・・もう無理(涙)

メンタルが弱く、中学受験に続きまたもスランプに陥った娘の大学受験の結果をお伝えし、受験校選びや受験対策など、親子で悩みながらどのように動いたかをお伝えします。

 

怒涛の受験が終わり、、

今現在は楽しく大学に通っている娘ですが、ここに辿り着くまでに本当に色々ありました。

 

誰かの何かのお役に立てばいいなと思いますし、また私たち親子の戦いを記録しておきたいなという想いで、、紹介できる範囲内でお伝えしていきます。

 

 

メンタル崩壊!うつ?高3の秋から勉強ができなくなった…

受験で鬱

 

考え方や得意科目は完全に文系の娘が助産師志望から医学部受験に切り替えたのが、高校3年生になる前の春でした。

 

運動部に所属し、全然といっていいほど勉強をしてこなかったのに、高2で急にスイッチをいれて勉強を始め、成績を急激に上げたので、担任の先生にも「このまま頑張れば医学部にいける(可能性がある)」と言ってもらえ、河合塾マナビスの先生にも「この成績なら現役で合格の可能性があるね!」と言われていたのに…

 

高3の夏休み。

それまでの勉強への勢いがないなーと親としては心配していましたが、それなりに机には向かっていたし、何か言ってプレッシャーを与えてもよくないと思い、何も言わずずっと見守っていました。

 

模試の成績は微妙に下がり始め、、

それと共に娘の心にどんどん不安が押し寄せてきたようで、秋口にはもう全く勉強が手につかなくなっていたようです。(知りませんでした(泣) )

 

「浪人生が模試を受け始めるから、若干成績が下がるのなんて大したことないよ。」

「大丈夫!大丈夫!」

 

そういって元気づけようとしましたが、娘は私が思っている以上に、勝手に、気付かないうちに鬱のような症状になっていました。

 

 

時間がない!このまま数3に時間をかけていいの?

河合塾マナビスの学習アドバイザー

 

秋が過ぎ、冬になる頃・・・

娘は泣きながら言いました。

 

「もう無理。数Ⅲをやってもやっても成績が伸びない。国語は全然やってないのに安定して1番成績がいい。なんで私、こんな道(理系)を選んだんだろう。医師になりたいと思ってるけど…涙」

 

「時間がないから科目を絞ってやりたい。私立に行かせてもらえないかな?国語で受験したい。。泣」

 

 

YURIA
YURIA

実は過去の記事にも書きましたが、娘は高校で数3を履修していません。。

娘の通う高校では高2で数3が終わってしまったので、、高2まで助産師志望だった娘は数3を学ばないコースにいたのです。

だから高3になる直前の春休みに独学で勉強し、『数Ⅲ演習』という数Ⅲの過去問などをやっていく授業を高3ではとらせていただきました。

 

学校の定期テストの成績はよく、数3のテストも学年1位を取ったことがあると言っていましたので、なんとか頑張っているんだなと楽観的に考えていましたが、やはり頭の構造が理系と文系では違うようで・・・

数学の問題も公式を暗記して乗り越えていく、、そんなやり方だったようです。

 

 

今は落ち込んで悩んで立ち止まっているけれど、これまで物凄い勢いで頑張ってきた娘を見てきたので、ここで諦めさせたくない、医学部を受験をさせてあげたい!

 

そう思った私は、塾や学校の先生には何も相談せず、国語選択での私立医学部受験について「わかった、頑張ろう」と言ってしまったのでした。

 

そうして・・・

受験本番を1~2ヶ月後に控えた頃、娘は完全に共通テスト対策をやめてしまいました。

 

 

YURIA
YURIA

でも、この選択は間違っていたと終わってみて思いました。。

 

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国立と私立、勉強内容が全然違う!?

国立か私立か(大学受験)

 

時間がないないと焦って泣いていた娘が少し前向きになったように感じました。

それは私立医学部受験に切り替えたから。

しかも数3ではなく国語で受けるということで、心が軽くなったようでした。

 

 

国立大学医学部の受験の場合はまず1次テストとして共通テスト(旧センター試験)が5教科7科目あり、次に2次テストとして各大学ごとに個別テストがあります。

 

YURIA
YURIA

2025年からは大学入試共通テストに『情報』が加わり、6教科8科目になります。恐ろしい、、

 

 

個別テストに関しては大学ごとに教科や科目が異なりますので、数学と英語の2教科で受けられる大学もあれば、国語・数学・英語・理科の4教科受験の大学もあり、ここは自分の得意不得意などを考えて、どの国立大学(医学部)を受験するのか戦略を練る必要があります。

 

私立大学医学部の受験というのは、国立大学では必須の共通テストがなくなると考えれば解りやすいかなと思います。

各大学ごとに設定されている3科目、または4科目のみの受験になりますので、受験生としてはやらなければいけない科目がグンと減るので負担が少なくてすみます。

 

勉強しなければいけない科目が減ることで精神的な負担も減り、そこが娘には一番良かったのではないかと思います。

 

 

YURIA
YURIA

大学受験は今、とてもややこしいです。

国立と私立の一般受験でももちろん違いがありますが、その他にも共通テスト利用(センター利用)と言って共通テストの成績だけで私立大学を受験することもできますし、また指定校推薦や学校推薦型選抜(公募推薦)・総合型選抜(旧AO入試)という制度を利用して受験することもできます。

 

 

大学の受験、試験についてはまた別途記事にしたいなと思います。

 

 

娘は勉強する科目が減ったことで精神的な負担も減り、また目標を取り戻したようで、前向きになってきたようにみえました。

娘は英語・理科・国語の3教科4科目を徹底的に掘り下げて学習し、それまで1番時間をさいてやっていた数学(数1A・数2B・数3)を捨てました…

 

ただし、娘いわく、、

「今まで、科目が少ない私立受験をなめてた、、共通テストの内容じゃない。もっともっと深くやらないとダメだー」

 

ということで、

私立大学受験の難易度は国立大学の共通テストよりも内容が深く難しい。国立大学の個別テストのような感じ。

というのが娘の話を聞いて私が感じたことです。

 

 

でも、やっぱり科目が少ないのは絶対有利だと思います。

しかも得意分野はそれほどやらずともできると思いますので、、

 

娘の場合は文系科目である国語・英語は得意でしたので、やることが絞れたことでやる気がアップしてきました。

 

 

学校と塾、受験校のアドバイスが全く異なるけど、どうする?

中学受験を目指した幼少期の過ごし方は?

 

冬休みに入る前だったでしょうか、、

 

私立医学部受験に切り替えたことを塾に報告すると、絶句・・・でした。

「それはおすすめしない」

そう先生の顔が物語っていました。

 

「今の状況では現役合格は厳しいかもしれない。でもここまで国立を目指してきたんだから、そのまま国立受験で行くべきだと思います。医学部は現役にこだわらなくても浪人生はいっぱいいるから。頑張っていけば来年合格する可能性は高いと思うよ。」と。

 

でも、高校の担任の先生はまた違う意見でした。

「私立大学医学部なら合格判定が出ている(偏差値的に)から、現役合格にこだわるなら私立に切り替えた方が可能性があるかも。」

 

 

でもその頃の娘はまた毎日のように泣いていて、、考えがまとまっていない状態でした。

 

 

「絶対に医学部に行く。浪人してでも行く!」

と言ったり、

 

「もうどこでもいい。浪人は無理。そんなの壊れてしまう。涙」

と言ったり、

 

「他学部は受験しない!合格しても行かないからー-泣」

 

 

身も心もボロボロになっていく娘。

体にはよくわからない発疹がいっぱい出ていました。

 

 

最終的には高校の先生のアドバイスを受け入れ、私立大学の医学部受験をここへきて(年末、12月初めになって)目指すことにしたのでした。

 

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迷走する娘と見守る親

受験スランプ

 

私立医学部の学費はうちのような普通の家庭には厳しすぎで、、娘は学費のことも相当思い悩んでいました。

 

「やっぱり国立じゃないとダメだよね?まだ妹弟もいるし…やっぱり私立なんて無理だよね?」と言いながら私立向けの勉強をしていました…

 

親としても可哀想で。。

最初から私立1本でいけ!と言ってあげられる親だったら、、

(私立医学部の指定校はありましたが、国立に最後まで拘ってほしい、可能性がある!と私は思っており、私立医学部の指定校は受けませんでした。)

 

遠回り、いや迷い道から抜け出せないまま、、

そして、いろんな邪念を払うこともできないまま受験に突入していきました。

 

 

この時、私は私で色々と調べて、なんとか娘を安心させようとしていました。

医学部地域枠のメリットやデメリット、国の奨学金制度や大学独自の奨学金についても調べました。また教育ローンや医学生ローンも…

 

結論としては、大変、、非常に厳しいけれども、お金はなんとかなる!と判断しました。

 

国の奨学金制度は基本的に親の年収による制限があるようですが、地域枠受験や大学独自の奨学金を利用させていただくには過疎地や指定病院での勤務が数年課せられるという縛りはあるものの、年収による制限の記載はありませんでした。

 

教育ローンは親の年収などにより借入できる額が変わってくるものの、低金利でローンを組むことができそうだな、、ということ、などなど。

 

私立でもいいよ、と言ってしまったけど、、正直に言うと国立を目指してほしかったな。。との思いは消えないままでしたが。。

でも私立医学部に合格したらそれは縁があったんだと思って行かせてあげよう、そう思っていました。

 

 

現役合格が失敗なら浪人?学部を変える?滑り止め校は受ける?

訪問可能地域(やまと診療所)

 

どこまで現役にこだわるか。

どこまで医師にこだわるか。

 

現役で医学部合格ができたら万々歳!

でも落ちたら・・・?

 

最悪な状況も考えて受験校を決めようと私は思っていました。

 

でも医学部受験生は基本的には医学部だけ(他学部は受けない!)を受験する人がほどんどのようです。

医学部だけを受けてダメなら浪人して来年また狙う、という受験生ばかり。。

 

塾や娘の学校の医学部志望の受験生はみな医学部1本で挑んだようでした。

 

ただ私は、メンタルが崩壊寸前でギリギリ自分を保っているような娘に果たして浪人ができるのか、という心配がありました。

成績だけをみるとあと少しだから、頑張ることができさえすれば来年は合格できるのに、、という後ろ髪を引かれるような気持ちもありましたが、、

 

 

塾の先生やチューターには、、

「成績をみると、今年ダメでも来年はいけるよ。きっと合格できる!」とか、

「他学部受験するの?…受かっても行かないよね?」

などと言われていたようなので、本人としても諦めたくない気持ちと浪人したら自分はどうなってしまうんだろうという気持ちで、考えが定まらないでいました。

 

そして、最後の最後、大学に願書を出す時まで、娘は「絶対医学部に行く!」と言っていました。

 

私は、

「わかった。もし今年がダメなら浪人するのね?いいよ。でも他も受けるだけ受けておこう。全く合格をもらわず浪人するより合格もらったけど蹴って浪人する、って方が精神的にいいらしいよ!」

 

「えー…。なんで受かっても行かないとこを受ける必要があるの?意味ない。」

 

 

こんなやり取りをしながらも、1つだけ他学部に願書を出しました。

 

YURIA
YURIA

他学部の受験、併願受験については、また記事にします。

 

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医学部受験の結果は?進路はどうなる?

そろばん 中学受験

 

娘は私立大学の医学部を受験しました。

私立医学部の共通テスト利用の願書も出しました。

 

結果は、、

不合格。。

 

これまで安定して1番成績が良かった国語で失敗したそうです。

こんな点数取ったことないーーという点数を本番で叩き出し、共通テスト利用でも合格できませんでした。

 

縁がなかった、、、と思いましたね。

 

 

それでも、ほぼ何も勉強せずに受験した他学部は合格しました!

 

本人が、「どうせ受けるなら行ってもいいと思う学校じゃないと嫌だ。受けない・・・。まぁ受かっても行かないけどね。」などと言いながら受験しましたが、、

受かったら受かったでやっぱり嬉しそうでした。

 

 

そして、、国立はどの大学のどの学部を受験したか、ですが・・・

 

国立大学の前期願書締め切り日にはまだどこにも合格を頂けていなかった娘、、と私。

(国立の願書を出した後に私立大学の合格を頂いたので、国立の願書を出す時点ではどこを受験しようか迷いに迷いました。)

 

このまま国立医学部を受験していいのか、浪人の可能性が非常に高い・・・。

相当悩みました。

 

私立大学の医学部医学科からご縁をいただいていない娘は、浪人が現実的になってきて怖くなったようでした。。

 

そして国立大学の前期願書は医学部を回避し、他学部に出願したのでした。

 

YURIA
YURIA

私立の他学部から合格を頂いたのは、国立大学の願書を出した後だったのです。もし先に私立大学の合格をもらっていたら、娘は国立医学部を受験していたでしょう。

私もチャレンジさせてあげたかったです。。

 

 

結果として、、

 

娘は、私立医学部は不合格。

他学部は私立大学から1校合格をいただき、また他学部ですが国立大学も合格しました。

 

ちなみに合格をいただいた私立大学は、、

慶應義塾大学、早稲田大学、国際基督教大学、東京理科大学、上智大学・・・その辺りの大学です。

(すみませんが、情報公開は控えさせていただきます。)

 

国立大学は首都圏の大学、とだけお伝えします。

 

 

そして進学先は悩んで悩んで、、悩みぬいたあげく、

国立大学にしました。

 

 

「浪人はやめる。私が壊れてしまうと思う。・・・やっぱり医師がいいと思ったら、またチャレンジするから!医学部の3年次編入もあるし。」

 

そう言っていたことも忘れるくらい、今は大学生活を満喫しています。

 

YURIA
YURIA

医師になりたいって、そんなもんだったの?とも思いますが。。

親の期待に応えようと思ったことが、医学部を目指した1番のきっかけだったんだろうな、、たぶん。。

 

 

 

受験を終えた今、思うこと

子育て(受験)ブログ

 

娘が大学生になって早4ヶ月が過ぎようとしています。

勉強はもちろんですが、部活にサークルにアルバイトにと、とても充実した大学生活を謳歌している娘をみて、この大学がご縁のある場所だったんだろうなと感じています。

 

あと一歩、届かなかった医師への道。

親としては、「あなた、、惜しい~」としか言いようがない。(まだ思ってる・・笑)

 

「人生の1年、勉強に費やしても良かったじゃない!(浪人)」と言いたかったけれど、、

当時の不安定な娘には言えなかった。

 

でも今の楽しそうな娘を見て、現実を受け止めないと、、ですね、私が。

 

 

大学受験を終えた感想ですが、、

医学部という最高峰を目指したことで、他学部はあっさり合格をいただけた!ということにも驚きました。

 

ご縁をいただきました私立大学と国立大学の過去問はほぼほぼやっていませんでした。

なぜなら私立医学部の後期(Ⅱ期)受験がまだ残っていましたので、娘はそちらの過去問をずっとやっていたからです。

 

「合格したから言うけど、実は(他学部の)過去問やってなかったんだぁ。ハハハ。(笑)」

と、後から言ってました。

 

そう考えると、医学部はやっぱり相当難しいな~ということですね。

 

 

また、知り合いのお嬢様たちの受験結果についても耳にしましたので、そこで感じたこともお伝えします。

それは、国立大学を第1志望にするのはリスクがあるなぁということです。

 

A子ちゃんとB子ちゃん、成績はどちらもよい2人。。

A子ちゃんは首都圏の国立大学を第1志望とし、B子ちゃんは慶応を第1志望にしていました。

 

真っ直ぐに慶應1本で頑張ったB子ちゃんはめでたく合格!

でもA子ちゃんは国立大学の共通テストに失敗し、私立併願で受験した慶應には届きませんでした・・・

 

同じような成績の2人でしたが、結果、大学のランクは少し違いがでてしまいました。

きっとA子ちゃんも初めから慶應を目指していたら合格していたんじゃないかと思ってしまいます。。

 

 

そんな話を聞くと、国立と私立、両方を目指す、、(なんて受験生はいないのかもしれませんが)それはリスクが高いな、ということです。

 

YURIA
YURIA

もちろん、ずば抜けて成績が良ければ、東大と早稲田&慶應のようなW合格もありますけど、なかなか難しいのではないかと思いました。

 

 

国立は幅広い教科の幅広い知識が必要になりますが、私立は教科を絞ってはいるものの深い知識が必要になるので、勉強の対策が違ってくるのです。

 

国立はダメでも私立に受かったり、私立がダメでも逆に国立に受かったり、というパターンはありますので、自分(受験生)やお子さんが、どっちに向いているかというのもよく見極めたほうがいいですね。

(それが難しいんだよー、って話ですけどね。)

 

 

ただ、何といっても国立の学費の安さはかなり魅力的です。

特に理系なんて、私立との差が大きくてお得感が半端なく、親としてはかなりありがたいです。

 

YURIA
YURIA

それぞれの国立大学によって多少学費は異なります。(例えば東京大学と千葉大学では学費が違います。)けれども1つの国立大学では文系でも理系でも、基本的にはすべての学部が同じ学費です。

 

 

ということで、、

メンタルが弱く(そうは決して見えないけど)、自分で自分を追い詰めて苦しくなってどうしようもなかった娘にも、ようやく春がきました。

毎年、必ず春はやってきます。笑

 

受験生のみなさんには全力を尽くして、目標に向かって頑張ってほしいなと思っています。

 

 

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