大学受験のストレスで情緒不安定になっている娘・・
泣いて勉強に身が入らず、集中できない状態に親はどう対応すべきなのでしょうか。
効果的なサポートや精神的なケアとは?
また、学校や塾(河合塾マナビス)の保護者会で聞いた、親からの嬉しい言葉や態度と言ってはいけない言葉についてもご紹介します。
中学受験の悪夢がよみがえる・・
子どもは中学受験の時も大変でした。
勉強しないといけないとわかっているのに勉強に手が付けられないという状態で、なぜか部屋の掃除ばかりして、そしてずっと泣いていました。
「塾の宿題が終わってないからやらなきゃ。。泣」
「でも、できない。。涙」
と言いながら、ひたすら部屋を片付けていました。
ちょっと精神的に壊れかけていますよね。。小学5~6年生の小さい体で、、
早く寝たいけど宿題をやってないから眠れない・・・という状態で、今、思い出しても親として何かできなかったのかと、本当に申し訳なく思ってしまいます。
そんな娘でしたが、中学受験が終わったとたん憑き物(?)がとれたかのようにバァーン!と何かが吹っ切れて、元の明るく元気な娘に一瞬にして戻りました。
中学受験は環境にもよるのかもしれませんが、小さな子どもにとってとんでもないストレスになるんだなと思います。
そんな壮絶だった中学受験の時と同じような状況が、今まさに大学受験を前にして再び起こっているように感じます。
どうしたらいいのか。。
小学生だったあの頃と、今の娘では随分と違います。
小学校の時は周りに中学受験組が少なかったので、友達みんなが遊んでいる中で1人塾に行って勉強しなければいけないという状態でしたが、今は一緒に悩んだり愚痴を言い合える友人も大勢います。
娘自身も成長しました。
でも、大学受験のプレッシャーは相当なものですよね。
もともと文系が得意な子どもだったのに、高校3年生から医学部受験に切り替えましたので、それはそれはもう大変で・・
★医学部を目指し始めた頃の話はこちら。↓↓
力になってあげたいけど、親としてどういう言葉をかけてあげるのが良いのか、どんなサポートをしてあげたら良いのか、母親である私も正直不安で辛くなってきました。。
受験生の子どもにかける言葉とは?
学校や塾などの保護者会では受験生との向き合い方について先生や受験を終えた先輩方から、アドバイスを頂くことが度々あります。
効果的なサポートやケア・アドバイスについて大きくまとめると、次のようになります。
<大学受験生へのサポート>
★ 生活面のサポート
★ 精神面のサポート
具体的に言うと、、
- スケジュール管理をして、受験日程を紙に書いて部屋に貼っておく(時間の管理)
- 食事のお世話など健康管理(体調管理)
- 構い過ぎず放置し過ぎず、見守ること
そして、男親ができることとしては、先生方がハッキリ言っていて印象に残っていることがあります。
「余計な口は出さず、お金をだす!」
「子どもから何か聞いてきた時に答えてあげられるだけの知識を持っておくこと。こっそり勉強してその時に備える!」
↑↑
ここでいう知識というのは、子どもの行きたい学部や大学のこと、試験内容などについて前もって理解しておいたほうがいい、ということです。
それにしても・・
精神面のサポートというのは、日頃からの親子関係が結局大事なのだと今になって痛感しています。
なんでも素直に打ち明けられる良い親子関係を築いておくのは本当に大切で、それが子供の心を強くして何事にも立ち向かう勇気や情熱を作るんだなぁと、、
わかっていたのに出来ていなかったんだなと、、今更ながら思います。
うちの娘は思春期ということもあると思いますが、父親とほぼ口を聞きません・・
また父親は娘の気持ちを下げるようなことばかり言うので、娘は父親から信頼されていないと感じて、私の前で泣くのです。
私が夫を指摘すると夫婦喧嘩が始まってしまうので・・・
お恥ずかしい話・・夫婦関係の問題も子供の精神状態に影響を与えていると思います、、申し訳ない。。
ただ、父親にしても母親にしても、子どもにかけるベストな言葉というのは、
子どもが何か話しかけてきたり聞いてきた時には、明るく前向きな言葉をかける、ということです。
- お疲れ様!
- 大丈夫だよ~
- 出来るよ!
例えば、共通テストや入試まであと1ヶ月に迫っているとしても、「あと1ヶ月しかないよ!」というよりも「あと1ヶ月もある!頑張ろう!」という方が良いのだと思います。
とにかくポジティブに!が大切です。
嬉しかった言葉・保護者に感謝したこと
河合塾マナビスで教えて頂いたことで心に響いたことを、一部ですがご紹介させて頂きますね。
- 「努力は必ず実るから」という言葉
- 模試の結果が悪かった時の「次があるから」という言葉
- 志望校の選択や模試の結果について口を挟んでこなかったこと
- 自分を信じ続けてくれたこと
- プレッシャーをかけず、見守ってくれたこと
いつも通りに接してくれたのが有難かった、という意見もありました。
親は常にポジティブであること。子ども以上に悩んだり不安になったりするのは持っての他!我が子を信じて、いつもの通りに笑顔を絶やさないことですね。
受験生に言ってはいけない言葉は?
逆に言われたくない言葉や態度があるはずですよね。
ポジティブの反対、ネガティブな言葉は受験生に禁句です。
- ○○はダメだと思う。
- もし落ちたら・・・
- もっと頑張らないと!
- 心配だな・・・
その他にも、「○○には期待してるよ!」「○○ならいけるよ!」「頑張って~」という言葉は、よしやるぞ!とやる気が出る子どもと、プレッシャーになってイヤだと感じる子どもに分かれるようです。
子ども1人1人の性格をよくみて、前向きに捉えられるお子様ならばいっぱい掛けてあげたら良いと思います。
ちなみにうちの娘は「もう頑張ってるから、頑張って~って言って欲しくない」と言っていました。
また、「お母さんに心配されたらこっちまで凄い不安になる・・」とも言っていましたので、こちらの不安や心配をみせるのは良くないなと反省しています。
先生に電話することは正解?不正解?
実は昨夜、娘と話して本当に心配になってしまったので、今日、思い切って高校の担任の先生に電話しました。
「高校3年生の3学期は学校にいかないよ。」
「学校に行くのもあと●日だなぁ・・」
などと娘からも聞いていましたので、決めかねている大学受験校や進路について先生に相談し、娘にご指導頂かなければ、と焦って電話してしまったのでした。
娘の担任は未婚の女性の先生です。
淡々とアドバイスをしてくださるのが娘にはピッタリのようで、「クラスみんなのお母さんみたい」と言って、娘もとても信頼を寄せている先生です。
深刻な様子で話す私とは真逆の、あっさりと陽気な印象すら感じる声で先生は言ってくださいました。
「私からもちょっと話してみますね~」
先生の優しい笑っているような声にとても安心しました。
あぁ、これか。。
こっちが不安な時、こんなふうに対応してもらったら落ち着くんだな、、なるほどな。
突然の電話に対応して頂いて本当に有難かったです。
情緒不安定は受験生あるあるなの?
担任の先生によると、私のような親からの依頼や生徒達が不安で精神的にきつくなって迷いだすのは、大学受験を控えた今の時期あるあるの話だそうです。
結構な数の生徒達が泣いていたり、気が抜けて集中できなかったり、志望校を諦めてしまおうか願書提出の直前にきて悩んで前に進めなかったり・・・
それは、よくあることのようでした。
娘が通う学校は中高一貫校の女子校ですが、目標を高く持って、みなさんとっても頑張っています。
この時期は本当にどのご家庭も大変なんだな、と思います。
精神的に不安定な受験生への対応!まとめ
受験生を親は、生活面のサポート(受験スケジュールなど時間の管理&食事など健康管理)と、精神的なサポート(あたたかく見守るなどメンタルケア)が普段から大切です。
最悪を想定して、色々なパターンで受験校や今後のことを考えておくことは大切です。
国公立大学を目指す場合は共通テストの結果次第で、どの大学に願書をだすか、だせるのかが変わってきますので、子どもと話し合っておく必要はあります。
でも、最悪の場合のことを何度も何度も口にするようなことはしないで、基本的にはいつも前向きな発言を心掛け、子どものやる気をそぐようなことは決してしない!
明るくポジティブなお母さんでいることが、受験生のプレッシャーや緊張をやわらげることに繋がるようです。
悩んで悩んでどうしょうもできない娘に私は伝えました。
「現役合格にこだわるなら、他学部を受験してみることを考えてはどうか?」
「私立医学部の国語受験もチャレンジしてみてはどうか?」
「基本は国公立大学を目指してほしいけど、私立医学部もOKとしよう。その場合は奨学金やローンを借りなきゃいけない。出世払いをしてもらわないといけない。」
「医学部にこだわるなら浪人1年までならOKとしよう」
最後は、、
「○○の人生なんだから○○の思うようにしなさい。」
出来る限りのことをしてあげたい。
でも、親として出来ることに限りがあることも伝えました。
やってもやっても点数が伸びない数学・・、やらなくても成績が一番良い国語・・・どうしたもんでしょうか。。
国立大学の医学部しか通わせられないよ、と言い続けてきましたが、メンタルが弱くくじけてしまいそうな娘がこのまま浪人しても果たして医学部合格を勝ち取ることができるのか・・
数学ではなく国語選択で受験できる私立医学部の受験もここへきて考え始めたのでした。。恐ろしい
悩みは尽きません。
受験生のみなさん、悔いが残らないよう最後まで諦めないで目標に向かって走り切って欲しいと思います。
保護者は見守るしかありませんが、笑顔を絶やさず、出来る限りのサポートをしていきたいと思っています。
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