公文算数とそろばん教室、どっちがいい?と迷う方は多いと思います。
子ども1人は公文、もう1人は算盤(そろばん)を習わせてみた結果の実体験から、それぞれの感想をご紹介します。
公文教室もそろばん塾も色々とありますが、どの教室に通わすのがいいか、チェックすべきポイントや選び方、またソロバン教室の平均的な月謝や公文教室にかかる費用もお伝えします。
そろばん教室の月謝は?平均は?
ソロバン教室の月謝は他の習い事に比べるとお安いです!
それがまたメリットでもありますね。
私のこどもが通うそろばん教室の月謝は・・
↓↓
月8回 月額5,500円(税込)
月6回 月額4,900円(税込)
月4回 月額4,000円(税込)
※1回、50分間
そして日本珠算連盟によると、都内のそろばん教室の平均的な月謝は、
都内の平均的な金額ですが、随分とお安いですね。
他の勉強系の習い事と比べると比較的続けやすい料金設定でとてもいいですよね!
公文教室の月謝は?地域により異なるの?
公文は全国に多くの教室があり、通っているお子さんも非常に多いですね。
月謝は数年前に少し値上がりをして、、
今現在(2021年)の月謝は1科目につき、東京都の教室では7,700円(月額会費)がかかります。
詳しくはこちらです。↓↓
<東京都・神奈川県の教室>
幼児・小学生 7,700円
中学生 8,800円
高校生以上 9,900円
(※ 1教科/月額会費 税込・教材費含む )
<上記以外の地域の教室>
幼児・小学生 7,150円
中学生 8,250円
高校生以上 9,350円
(※ 1教科/月額会費 税込・教材費含む)
上記の通り、地域によって月謝は少し異なります。
そろばんと公文、算数1教科で比べた場合、次のようになります。
↓↓
そろばん教室: 週3回/月額6000円(税込)←都内の平均月謝
※進級するごとに、それぞれの級のテキスト代がかかります。(500円程度)
また検定試験を受けるには受験料がかかります。
公文教室 : 週2回/月額7700円(税込)←算数1科目の月謝
※教材費や学力診断テスト・認定テストなど無料です。
息子が通っているそろばん塾では日本珠算連盟の検定試験を受けますが、受験料は以下の通りです。
↓↓
暗算:10級~1級 910円(税込)
珠算:10級~7級 910円(税込)
6級~4級 1020円(税込)
3級 1530円(税込)
2級 1730円(税込)
1級 2340円(税込)
※暗算・珠算の段位(初段~10段)検定試験もあります。
金額的にはそろばんも公文1教科もそれほど大きな差はありませんが、でも・・・少しだけですが、ソロバンの方が安価な料金設定になっています。
公文とそろばん、どっちがいい?将来、役に立つのは?
月謝は算盤(そろばん)の方が比較的安いものの、さほど変わらないかな、という感じですね。
ではどっちを習わすべきか??
私と子どもの経験と結果をまず、ざっくりとご紹介しますと・・
↓↓
私自身は子どもの頃(小3~小4)にそろばんを約1年間習って珠算3級を取得し、すぐに辞めてしまいました。
計算は得意な方ですが、暗算はできません・・
次女は公文に小学1年生から約2年間通いました。その後、小3から中学受験塾へ。。
公文でひたすら取り組む計算問題(←暗記になっていく)は出来ますが、、暗算はできません。
公文では算数と国語と英語を習っていましたが・・・なぜか数学が得意です!
息子はそろばんを幼稚園の年長の夏ごろから始めて、今で約4年弱になります。
約1年半ほどで珠算3級を取得し、並行して行った暗算は1級を取得、今は段位の問題を練習しています。
算数の計算が得意で暗算ができます。
私と子供達の実体験から思った事ですが、
公文はひたすら同じ計算問題が出題され、それを繰り返し繰り返し行います。
そして、それが暗記されていきます。
もちろん繰り上がりの方法や計算のコツなどを自分の中で自然とみつけて早く解いていけるようになり、計算力が上がることにはなりますが、、公文算数は、とどのつまり暗記なんです。
暗記??とちょっとガッカリしてしまう気持ち・・わかります。
でも小学校の先生は「1~9の1桁の足し算は暗記してしまうといいですよ」と面談の時に言っていました。
また中学受験塾の先生も「計算プリント(毎日やる3分計算)をやるかやらないかで、高学年になった時に絶対に違ってきます。結果がデータに出ています。計算プリントは結局のとこ、暗記です。繰り返し同じ問題がでてきます。繰り返し解くことで暗記していきます。」と言われました・・・。
だから、計算と答え暗記して解く、というやり方は有効なのでしょう。
では、そろばんはどうか・・
そろばんは順調に進級していけば、約1年ほどで3級を取得します。
暗算を並行してやることもなく、珠算3級合格と同時にすぐにソロバン教室を辞めてしまった私・・・
ほぼソロバンが頭に浮かびません。。
1桁くらいならイメージできますが、2桁を弾いているうちにアッという間にソロバンが消えてしまいます。。暗算できません。
(そろばんは未だに弾くことができますので、息子に家で教えることはできました!)
けれども息子はパッと暗算で答えるんです。
それは公文や塾の計算の暗記とは違うのです。
足し算引き算も割り算も掛け算も、、だいたい3桁くらいなら暗算で出来る息子を見ていて、ソロバンを続けてきて良かったなぁと思うのです。
暗算1級合格の力だと2桁×2桁は大丈夫!
3桁×3桁がなんとかいけるカナ、、くらいです。
まだまだミスをするので、確実にできるように、これからも段位取得を目指し、続けて頑張って欲しいと思っています。
以上の経験から、計算に関して言えば公文よりもソロバンの方が良いと私は思います。
どちらも勉強に(受験に)有効だと思いますが、そろばんと同時に暗算も習得することができれば、大きい数の計算も瞬時に答えることができますので、中学受験・高校受験・大学受験、社会人になってからも、とても役立ちます。
公文は、国語が良いと私は思っています。
良い文章をたくさん読みますし、問題を解くことで語彙力も読解力もつくなと感じましたよ。
算数は高学年になってくると文章問題の文章を理解することが難しく、計算だけが出来ても答えまで辿りつかない・・ということがありますから、計算(算数)はそろばん教室で、国語は公文で、、がおすすめです!
そろばん教室、公文教室の選び方!チェックポイントは?
そろばん教室も公文教室も、1つの地域に複数の教室がある場合、何を基準に選べば良いか。
教室を選ぶ時にこだわるべきポイントをご紹介します。
そろばん教室の選び方、チェックすべきポイント!
そろばん教室は個人塾のような小さな教室もあれば、全国に展開している大手のそろばん塾もあります。
名前をよく聞くそろばん教室としては、次のようなところがありますね。
- いしど式そろばん教室(石戸珠算学園)
- そろばん塾ピコ
- 児童くらぶ
など
正直、私は有名な大手の教室でも、個人の教室でもどちらでもいいと思っています。
自宅の近くにある教室を何件か見学して、いくつかのポイントを確認しましょう!
↓↓
<チェックポイント>
1. 週何回、何分間で、月謝はいくら?
2. 教室に何人の生徒がいて、何人の先生で対応しているの?
3. 珠算の他に暗算もみていただけるのか?
4. 検定試験(10級~4級)はどのくらいのペースで実施されるの?(毎月?2ヶ月毎?)
5. 早いお子さんで、どのくらいの期間で何級とれますか?
6. フラッシュ暗算はやっていますか?
7. 子供が自宅から自分で通える範囲か、または送迎が必要かどうか。
上記の中でも、2・3・5はかなり気になりますね。
そろばん教室によって異なる部分もあるので、確認すると良いと思います。
暗算は必須ですよ!
公文教室の選び方、校舎は何で決める?
公文の教室は全国同じテキストを使いますし、どこでも同じでしょ、と思いがちですが・・
違います!
何が違うかというと、教える教室長の考え方で随分と進むペースが違うのです。
だから、自宅から通える場所に教室がいくつかあり、選ぶことができるならば、家庭の考え方や進路にあった教室を選ぶことがポイントになります。
<チェックポイント>
・教室長さんの考え方を確認できるようなら確認すべき!
・中学受験か高校受験か、家族で進路を考えてから教室を選ぶ
実は私の子どもは2か所の教室に通わせたことがあるのです。
1つの教室は「基本が大切だから基本をしっかりやらないといけない。どんどん進むことが良いことではありません。」という信念を持っておられる教室長さんでした。
そのせいもあると思いますが、ペースが大変遅く、学校の授業と同じ内容をやっている・・
下手をすると学校の授業の方が先に進んでしまって、公文のプリントで復習をするような、、とてもゆっくりした進め方でした。
↑↑
こういう教室は高校受験を考えているご家庭には良いと思いますが、中学受験を考えている場合には向いていないと思いました。
基本がわかっていないと、上へ上へ積み上げていっても途中で崩れてしまう、というのはよ~く理解できますので、小学校の学習を穴なく行うことは大切です。
2つ目に通った教室は中学受験をとても前向きにとらえて頂けて、「受験塾に入るまでにここまではやっておけばスムーズです。」と言って、どんどんペースよく進めてくださいました。
↑↑
こういう教室は中学受験を目指し、公文を受験塾までの学習と考えているご家庭にはとても良いと思いますが、高校受験を考えている場合は注意が必要かもしれません。
というのが、どんどん先へ先へと進めていく中で、逆にやってきた項目をどんどん忘れてしまう、ということが度々起こるからです。
1つ目の教室長さんが話されていた言葉を思い出します。
「どんどん進めて凄いなぁと思っていた生徒さんが高校受験では上手くいかなかったのです。だから私はしっかりと基本をやることを重要視しています。」
以上の経験から、公文教室もやはり近くに教室がいくつかあるなら、全て見学し、子どもに合う、家庭の考え方に合う教室を選ぶことが大切だと思いました。
習い事を選ぶ際の参考になれば嬉しいです!
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