中学受験のための学校説明会やオープンキャンパスに母親と子供はどんな服装をして行けば良いか、確認するポイントは何か、そしていつ学校見学に行くのがベストか、どこまでの偏差値を目安に学校を選ぶのが良いか、についてお伝えします。
学校見学(説明会)やオープンキャンパスにはいつから、何年生で行くのがベスト
学校見学にはいつから行けば良いのか、私が感じたことをお伝えします。
今まで20校ほどの学校見学に行った経験がありますが、それぞれの中学校で小学校低学年くらいのお子様から受験間近のお子様まで、色々な学年のお子様が参加しているのを見かけました。
受験生本人の他に妹や弟など、家族みんなで参加しているご家庭も少なくありません。
では、いつのタイミングで子供を連れて行けばいいのかというと、、
私の子供の様子を見ていると、あまり小さい頃に見学をしてもなかなかピンとこないようでした。
受験するんだ!という意欲、「やる気スイッチ」も入ってない3年生くらい、または低学年で見学に行っても、実際はあまり覚えていないので、あんまり意味がなかったかなと思いました。
でもそうかと言って6年生になると塾の授業や模試で忙しくなり、学校説明会やオープンキャンパスにほぼ連れて行けなくなります。
土日の両日共、塾や模試でフリーな時間が無くなるからです。。
ということで、学校見学にベストな時期は小学5年生(また4年生)、ということになるんじゃないかと思います。

コロナ禍の今では直接学校見学ができない状態かと思います。
大変な状況だと思いますが、でも希望の中学校のHPをご覧になってみてくださいね。実際に足を運べないにしても、HP上で生徒たちの様子や学校の理念、進学実績などは確認できると思います。
お子さんと一緒に時間のある時に、少しずつでも情報をチェックしてみましょう!
中高一貫校に通う子ども達はクラブ活動の様子などを撮影したりしているようですから。。
学校説明会とオープンキャンパス、文化祭の違い
志望する中学校の見学ができるチャンスは大きく分けて3つあると思います。
学校説明会・オープンキャンパス(オープンスクール)・文化祭です!
子供が気に入った学校があれば、説明会もオープンキャンパスも文化祭もと何度も足を運んでヤル気アップに繋げていけば良いと思いますが、受験勉強の合間を縫って行かなければいけないので、それもなかなか難しいです。
だから3つの見学会の違いを知って、どの学校見学会に子どもを連れて行けばいいか作戦を練ることも大切だと思いますよ。
学校説明会
学校説明会は受験生の参加も認められてはいますが、基本的には保護者を対象として内容が組み立てられています。
まず学校長(校長先生)の話ですね。
そこでは学校の理念が語られます。
どういう教育をしていくのか、どういう人間を育てていくのか、教育方針や教育内容の詳細についての説明があります。
学校としての取り組みや進学実績などのお話もありますので、学校を選ぶうえで保護者として聞いておきたい内容を学校説明会で確認することが出来ます。
教員の方の先導の元、学校施設を見て回ったり、個別相談や質問に対応するブースを設けてくださっている学校もありますよ。
学校説明会は基本的には先生から保護者へ向けての内容になりますので、受験生は少し退屈になってしまうかもしれませんが、受験前の秋冬になると入試問題の出題方針など試験内容についての説明会を開催している学校もありますので、子どもの様子をみて一緒に連れて行くのもいいでしょう。
オープンキャンパス(オープンスクール)
オープンキャンパス(オープンスクール)は受験生本人を対象としたもので、受験生がその学校の生活を体験できるような企画がたくさん用意されています。
学校側としては「この学校に入学したい!受験したい!」と思ってもらえるように、体験授業や部活動の体験や見学・理科実験やカフェテリアでの試食など、実際に入学したらどんな学校生活を送ることができるかを受験生が具体的に経験できるよう、工夫を凝らした楽しい企画を準備しています。
在校生も小学生が来てくれるのを楽しみに待っていますよ~
(若干、緊張して言葉遣いにも気を遣っている、とのことです。)
また、在校生が参加者の前で学校の様子を話したり、英語のスピーチを披露したり、在校生が案内役となって学校施設を一緒に回るツアーなどがあったりします。
保護者や受験生からすると(憧れの?)学校の生徒自身から直接お話を聞くことが出来ますので、良いチャンスだと思いますよ。
なんてったって生の声を聞けますから・・・
★私が実際に聞いて面白いなと思ったことは、、
- この学校は第一志望でしたか? → 「実は、第6志望です(!?)」
- 毎日何時間くらい勉強しましたか? → 「夏休みは10時間くらいやっていました。」
- どこの塾に行っていましたか? → 「サピックスです。」
これは同じ学校の生徒の返答です。 笑
学校説明会では聞けないようなおこぼれ情報も生徒のみなさんの話にでることがあり、「そうなんだ!」と思うこともあります。
子ども(受験生)もお兄さん・お姉さんと直接触れ合えるので、その学校にとても興味を持つようです。
文化祭(&体育祭)
文化祭とは日常活動の成果の発表などの目的で行われる在校生・生徒の為の学校行事ですね。
研究や学習の成果や結果をまとめたものを展示していたり、各クラブ活動で出し物が用意されていたりします。
ただ、他校の生徒や受験生が出入りできる中学校も多く、そういった「お客様」に楽しんでもらえるようにゲームやお化け屋敷・縁日など楽しい企画が多い学校もあります。
文化祭は学校の考え方やカラーが出ていて、それぞれの学校で特徴があるのです。
中学校によって違いはありますが、生徒たちが一生懸命企画し作り上げたものなので、学校の様子や生徒の様子を見ながら受験生のお子様も一緒に楽しむことができると思います。
★ちなみに体育祭も見学ができる(受験生とその保護者)中学校もありますよ。
学校説明会もオープンキャンパスもほとんどの場合、事前の予約が必要になります。
各中学校のホームページをチェックして日時や予約方法を確認してくださいね。
学校見学はどこまでの学校(偏差値や通学時間)を視野に入れる?
見学する学校は何を基準に決めればいいのでしょう。
もちろん一番はお子様が興味を持っている学校ということになりますが、お子様がオープンキャンパスに参加する前に、まずは母親(父親)がある程度のいくつかの学校説明会に参加して、印象の良い学校を厳選することが大切です。
そしてお母さんが気に入った学校、入学させたいなと思える学校のオープンキャンパス(オープンスクール)や文化祭に、お子様と一緒に参加されることをおすすめします。
なんでもかんでも連れて行く程、受験生には時間がありませんからね。
いくつかに絞ってから連れ出す!のが良いです。
見学する学校は、お子さんの今現在の偏差値の前後プラスマイナス10くらいまでの学校で、かつ、通う時間が1時間半前後の学校。
また、共学校も男子校・女子校も偏見を持たず、見学するべきだと思います。
そして小学部からある学校なのか、大学は付属しているのか、高校からの入学生もとるのか、なども学校を決めるポイントになりますね。
通う距離や時間はご家庭の考えによりけりだと思いますが、私の子供はドアツードアで1時間~1時間30分ほどの学校に通っていますが、全然問題ないようですよ。
部活もしていて親としてはとても大変そうに見えますが、本人はすぐに慣れて毎日楽しく通っています。
中学受験の学校見学に行く時の親子の服装
学校見学に行くときの服装は親御さんもお子様も色々な方がいらっしゃいますが、だいたいの学校は普通のちょっと綺麗めな格好で学校見学に行く、で十分です。
子どもも小学校に行く服装にスニーカーで来ているお子さんが多いですし、保護者もあまり華美にならず、普通にスカートにパンプスのかたが多いですよ。
中には見るからにお金がかかってるな~と感じる保護者の方もいらっしゃいますし、逆にカジュアルなチノパンの方もいらっしゃいます。
学校にもよりますが、保護者も子供もちょっと綺麗めなスタイルで行くことが一番安心できるかなと思います。
学校によるというのは、私自身が実際に学校説明会に参加した経験からお伝えしていますが、小学部からある中学校の説明会は紺スーツのお母様方が比較的多かったです。
ある中学校(幼稚園から大学まである学校)でお受験用の紺スーツの保護者ばかり!という場面に遭遇したこともあり、自分の格好を反省した経験が一度だけありました。 苦笑
お受験スーツは何も受験だけに使うものでもなく、入学式や卒業式、入試の親子面接や入学後の様々な行事に使うことができますので、1着お気に入りの物を持っておかれると重宝すると思います。
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見学に来ている保護者や子供たちと入学後はお付き合いが始まるわけなので、ちょっと厳しいなとか、似たような雰囲気でお友達になれそうとか、見学に来ている周りの皆さんを観察するのも学校選びの1つの条件になり得ます・・
オープンキャンパスや学校説明会で確認したいチェックポイントは?
オープンスクール(オープンキャンパス)と学校説明会では内容が異なるのでチェックするポイントも多少かわってきますね。
学校説明会では校長先生から学校の理念を聞いたり教員の熱意を感じたりして、求めている教育方針と合うのかをしっかりと判断することです。
また設備や施設などもチェックポイントですね。
細かいところを言うと、PTAの活動内容・補講や講習の有無・英語など取り出し授業の有無、家から学校までの行き方や通学時間、などですかね。
★今、私の子供が2人、異なる私立中高一貫校に通っていますが、似たような偏差値帯の学校なのに、全然中身が違いました!
PTA活動ですが、1つ学校は年に数回しか学校に行かないのに対し、もう1つの学校は保護者向けの無料講習や有料講義がたくさん用意されていて、希望すれば何回も学校に足を運ぶくらい密な感じです。
補講に関しても違います。
1つの学校はいわゆる赤点を取った場合は1回の補講あり、もう1つの学校は赤点の場合、合格基準点に達するまで毎週放課後に補講がある!という違いっぷりです。
取り出し授業も学校によりけりです。
1つの学校は中学校の段階では取り出し授業はありません。もう1つの学校は英語は入学後すぐから習熟度別に分かれ、数学は中学1年の半ばから習熟度別にわかれて授業が行われます。
他にも説明会だけでは見えてこない違いが実はたくさんあるように思います。
それぞれご家庭により気になるポイント、学校に求めることが違うと思いますので、個別相談で聞いてみることをお勧めします。
中学&高校の6年間は多感な時期です。
大切な子供を預ける学校であり、そこで出会う学友や経験する事は一生の財産になるのではないでしょうか。
母親だけではなくできれば父親も参加して学校選択をするのが良いでしょう。
学校案内のパンフレットからではわからない学校の雰囲気の違いが確かにあります。
学校には足を運んで自分の目と耳で判断するのがベストですね。
オープンキャンパスや文化祭では生徒達の目の輝きと表情、ご指導にあたる先生方の様子を見ましょう。
子供がこの学校に向いているかどうか・・・色んな学校を見ていると、なんとなくピンとくるものを感じる学校があると思いますよ。
そして、オープンキャンパスや文化祭には受験生を必ず連れて行き、その学校の印象を子ども自身で確認することが重要です。
「この学校がイイ~」なんて言葉が子どもから聞ければラッキーです!
その学校を目標に、頑張る気持ちが大きくなりますね。
★私の経験ですが、実は1人目の子供の受験の時は子供を全然オープンキャンパスに連れて行けないまま6年生を迎えてしまいました。
精神的に苦しい時期もあり・・受験を辞めるという状況にもなりまして、、
そんなこんなで子供本人に学校をみせてあげられていなかったのです。
相談したサピックスの先生にはこんな風に言われました。
「学校見学を今からでも行ってください。学校の外観だけでも、学校のある町の様子だけでも見てきてください。」と・・・
「お子さんはやる気スイッチが入っていません。目の色が変わっていません。」
「この学校に行きたい!という気持ちを持たせるためにも是非、学校に連れて行ってください。」
そんな風に言われてしまいました。 涙

※追記 今、上の子はもう間もなく高校3年生になります・・
中学受験の話をすると、「あの時は全くやる気なかったなぁ、、」って言いますね。(苦笑)
でも当時の反省は活かせねば!とは思っているようで、今は一生懸命勉強しています。クラブ活動も。
だから、色々な経験は全て糧になるのだ、と私は思っています!
でもこれから中学受験を迎える方は、私のようにならないように。。
中学受験には親の様々なサポートが本当に大切ですね。
まとめ
学校説明会やオープンキャンパスについて、私自身の経験から感じたことを中心に書いてみました。
親がまず先に学校説明会に参加し、いくつかの学校を厳選する!(5校くらいでしょうか)
これは子供が3~4年生の時ですね。
※学校説明会に参加する学校は子供の偏差値からプラス10~マイナス10の学校。(例えば偏差値が50だとすると、偏差値40~60の範囲の学校ということです)
そして家から学校までの通学時間がだいたい1時間~1時間半以内で通える学校をピックアップして参加するのが良いと思います。
また、先に厳選しておいた中学校のオープンキャンパスやオープンスクールにお子様と一緒に参加するのが良いと思います。
この時、子供は小学5年生がベストかな、と思います。
学校説明会やオープンスクールの親子の服装は大抵の学校はちょっと良い普段着、で良いと思いますが、幼稚園から大学まである学校の学校見学会の場合はお受験用の紺スーツの方を多くお見受けしました。。
学校説明会やオープンキャンパスでのチェックポイントは、、
- 学校長の話す内容(教育理念や教育方針、目指すものなど)
- 先生方の雰囲気(補講や講習の内容、進学実績など)
- 設備や施設(図書館や体育館、カフェテリアや運動場の有無など)
- 学校までの通学手段と通学時間(駅から遠いならバス使用について、駅周辺の環境など)
- 生徒たちの表情や目の輝き(態度や挨拶の言葉、制服の着こなしなど)
などなど、ですね。
お子様が行きたい、行かせたいピッタリの学校を早く決めることはとても重要です。
偏差値だけをみて決めるのではなく、偏差値が多少上下しても子供に合う学校を見付けて、早くから目標を持つことが、頑張れる秘訣です。
是非、早め早めに計画を立てて余裕を持って学校見学をしてくださいね。
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