マツコの知らない世界「受験参考書の世界」に浪人大学付属参考書博物館の館長、有江晴彦(ありえはるひこ)さんが登場し、30年間趣味で集め続けている、およそ13,000冊の中から厳選された大学受験用の参考書が紹介されます。
今もセンター試験(共通テスト)を解き続ける有江晴彦さんおすすめの参考書はどれか。
有江晴彦さんのプロフィールと、良い参考書の選び方やポイント、また買ってはいけないおススメしない参考書についてもお伝えします。
有江晴彦さんの学歴や経歴と本業は?家族は?
名前: 有江晴彦(ありえ はるひこ)
生年月日:1970年生まれ
年齢: 50歳
出身中学:巣鴨中学校
出身高校:巣鴨高校
出身大学:私立大学 文学部 史学科 日本近代史専攻
家族: 中学生になるお子さんがいる・・? →独身でした。
本業: 会社員(SE:システムエンジニア)
仕事(趣味):
・私設博物館『浪人大学附属参考書博物館』館長
・同人サークル『タイム指数研究所』作家、受験参考書の同人誌を発行
特技:
カラオケで子門真人(しもん まさと)のモノマネをすること
有江晴彦さんは参考書のコレクターで、「参考書マニア」です。
『世の中に残っていかない物を集めるのが好き』なのだそうで、大学受験参考書をコレクションしているそうです。
参考書には受験生の書き込みもあり、古本屋ではなかなか買い取ってくれません。
マイナーな出版社から出された参考書は内容は良くてもなかなか売れないものもあります。
そのような書籍は国立国会図書館にも納本されず、この世から消えてしまうことになるので、有江晴彦さんが趣味で集めているのだそうです。
「参考書は最新のものが最良とは限らず、むしろ良い参考書ほど消えてしまう・・」という有江晴彦さん。
日々、古本屋さんやオークションを見ては、優れた参考書を探し回っているのです。
そんな有江晴彦さんの本業はシステムエンジニアですが、、
受験参考書博物館館長としてブログサイトを運営していたり、”タイム指数研究所”という同人サークル(文化的な創作活動をする人たちの集まり)で作家として同時誌を発売したり、最近ではYoutubeやメディアに登場したりしています。
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家族については、”HPを始めた際に生まれた子供も中学生・・”との記載が日本経済新聞の記事にあった、との情報があったのですが、、
すみません。
『マツコの知らない世界』の中で、「独身」と出ていましたので、間違った情報だったようです。
有江晴彦さんは現在、独身のようです。
学歴は巣鴨中学校・巣鴨高等学校の出身であるとTwitterでのつぶやきから判明しています。
(ライムスターの宇田丸さんの出身校が『巣鴨中学・高等学校』なのです。)
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この間中学高校の6年後輩と知ってビックリした。
宇多丸さんが中学高校の1年先輩。
あまり芸能関係強くない学校なんだけど。— 浪人大学付属参考書博物館 (@roudai2007) October 10, 2020
中高一貫校である巣鴨中学・高等学校に入学後、勉強をしなくなり成績が落ちてしまった有江晴彦さん。
大学受験に失敗し、2浪されています。
その後、出身大学の名前は明らかにされていませんが、私大の文学部に進学されたようです。
有江晴彦さん本人がYoutubeで語っていましたよ。

浪人時代に代々木ゼミナール(代ゼミ)に通い、その時に面白い授業を聞いて勉強ができるようになる快感を味わい、人生の絶頂期を迎えたそうです。(笑)
「人生で一番情熱があったのが浪人時代」とのことでした!
「マツコの知らない世界」で紹介された受験参考書
ご視聴ありがとうございました
次回は
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工夫盛りだくさん😆楽しく学べる&人気講師の
ノウハウが詰まった参考書📕📗#マツコの知らない世界#カレー#受験#参考書 pic.twitter.com/GyPxGepJsf— マツコの知らない世界 (@tbsmatsukosekai) January 12, 2021
有江晴彦さんが番組の中で紹介していた受験参考書をご紹介します。
- 楽しく学べる参考書
- 人気講師のノウハウが詰まった参考書
- グラビア付き参考書
楽しく学べる、工夫が詰まった受験参考書
受験生が買ってくれるように、参考書が売れるように、と工夫とアイディアが詰まって出来上がった参考書です。
● 語呂とマンガで覚える 西尾の笑って覚える英単語
Amazonで中古が売られていました。
人気が高いのでしょうね、、凄い値段になっていました。
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1982年発売。
当時、英語の神様と言われた先生、西尾考さんと、漫画家の杉浦茂さんがタッグを組んだ珍しい参考書です。

英単語の読み方を語呂合わせにしてマンガで覚えるという、、凄い斬新なアイディア!
本当に笑ってしまう面白さで、1回覚えたら忘れない感じがします!
例)abruptly:突然に(←アブラ【油】プトリ【太り】は急に死ぬ)
● 写真で覚える入試古文単語 ネコタン365
Amazonに口コミがありましたが、今現在は販売していませんでした。
そのうちに、中古がでるかもしれませんね。
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1989年発売。
日めくりカレンダー形式になっていて、猫の写真と古文の単語がセットになって覚えやすく作られています。
可愛い猫の状況と共に古文単語を語呂で覚えていきます。

覚えやすい!と番組スタッフの方が言ってましたよ。
ネコ好きにはいいかも、ですね。
● エロで覚える エロ語呂 世界史年号
新装版(改訂版)が今も売られています!
口コミや評価がかなり良いです。
ちなみに、エロ語呂「世界史年号」の他に、エロ語呂「日本史年号」もありました。
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2010年発売。
世界史の重要な出来事や年号をエロい語呂合わせで紹介しています。
エロい例文で覚える参考書で偏差値が20上がった生徒もいるようです!

中身は・・・テレビでは紹介できないくらい相当マズイみたいです。(笑)
でもマツコは「買っちゃおうかな~。ちょっと面白い」と言ってましたよ。
気になりますね。
人気講師のノウハウが詰まった参考書
人気予備校講師が手の内を全てさらけ出している受験参考書、も紹介されていましたよ。
● 有坂誠人の現代文速解 例の方法
今は取り扱いはありませんでしたが、Amazonには口コミが多数ありました。
たまに中古で販売されているのではないかと思います。
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1987年発売
当時、この方法を理解した生徒の偏差値が一気に上がるため「劇薬」と呼ばれた参考書なのだそう。
● ギャグもダジャレも大公開 土屋の古文
こちらは画像がありませんでした。
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1985年発売。
代々木ゼミナールの元カリスマ講師である土屋博映先生の授業の内容を全てテープから起こして本にしたもの。
授業中に言ったギャグや覚え方など、しゃべったことがそのまま本になっています。
当時、人気講師の授業が体感できると大ヒットしたのだそうです。

土屋先生は古文の暗記事項をヒット曲の替え歌で教えていて、土屋先生が歌うと生徒がみんなそれで覚えてしまうという・・凄い先生だったようです。
土屋博映先生の参考書は今も沢山あり、どれも人気があるようですが、その中でも評価の高い1冊をご紹介します。
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● 土屋の古文公式222
● いづみ・古文ライブ講座
1990年発売。
駿台予備校の高橋いづみ先生著書の参考書。
高橋先生は当時、マドンナ先生と呼ばれ、テレビにも多数出演されていたそうです。

でも、、古文を解く良い方法だけじゃなく、自分の水着写真までさらけ出してしまった本・・・とのことで、こちらが『グラビア付き参考書』でもありますね。
良い参考書の条件!名作参考書の見分け方や選び方・ポイント!
予備校で世界史の講師をしている鈴木悠介先生と有江晴彦さんが一緒に参考書の選び方について語り合っているYoutubeがありました。
そこで語られた良い参考書のポイントや選びから、おすすめしたい安心な参考書の見分け方についてお伝えします。
処女作
処女作には全てが込められている、ということでおススメなのだそうです。

確かに、、初めて参考書を出版するとなると気合が入りますからね!
購入する側からすると、なんとなく実績がないから・・と敬遠してしまいがちですが。。良いんですね、処女作。
一色刷りとフルカラー以外
黒一色や、逆にフルカラーというのは見にくいから、という基本的なお話です。
また購入した人(受験生)が自分自身でカラーペンや蛍光ペンで色をつけていった方が覚えやすい、ということでフルカラーはおススメしていませんでした。

一色刷りはそれはそれで面白みがない、見にくい・・といったところだと思います。
1ページor見開き完結のレイアウト
1ページ、もしくは見開きで完結するレイアウトで構成されているものが良い参考書の条件の1つ。
逆に言うと、ページを何ページもまたぐレイアウトは見にくい、ということですね。
別冊解答
別冊解答は今の参考書では当たり前になっていて別紙になっていない方が少ないようですが、有江晴彦さんは別冊解答をおすすめ参考書の1つのポイントとしてあげていました。
また『良い問題集の条件』に2つのことをあげています。
- 解法が詳しいこと
- 別解があること

別冊解答の方が見やすく良いと思うけど、無くしてしまう人もいなくはないようね・・
別冊解答が良いかどうかは、好みの問題ですかね、、
出題校の明示
出題校の表示、何年のどこの学校の問題かを明記してくれると受験生にとってはとても有難いですね。
出題校を明示(どこの学校の何年の何学部の問題か、を記載)すると、編集者から「本が古くなった時に売れなくなるからやめてくれ」と、言われることが多いだろうと有江晴彦さんは言っていましたが、、
でも、きちんと学校名や年度まで明記されている出版社もあるようです。

年度まで書いてくれると有り難いですが、、年度は出せないにしても、大学名や学部名は明示してほしいな、と受験生の立場からすると思うのは当然だと思います。
出版社の得意ジャンル
それぞれ出版社によって得意ジャンルがあるので、その教科・科目の参考書を買うのがおすすめ!
★各出版社の得意分野はこちら↓↓
山川出版社→ 歴史・世界史
開拓社 → 英語
研究社 → 英語
数研出版 → 理系(数学・物理・化学)
中道館 → 国語
良い参考書の条件・見分け方をまとめると、、
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- 処女作は外れが少ない
- 一色刷りとフルカラー以外
- 1ページまたは見開きで完結するレイアウト
- 別冊解答になっている
- 出題校が明示されている
- 出版社の得意ジャンル
- 著者をチェック
- 奥付(おくづけ)をチェック
版を重ねている、ということは多くの受験生に受け入れられている証拠なので『奥付』をチェックして、出版社と著書を確認することが参考書を選ぶうえでとても重要だということです。
有江晴彦さんの買ってはいけない参考書(地雷本)の特徴は?
買ってはいけない参考書についてもポイントや特徴を語っていましたよ。

内容の薄い、あまりおすすめじゃない参考書のことを『地雷本』というのですね!(笑)
そして学習参考書のことを『学参』というようです。
知りませんでした。
ポツンと1冊
出版社によって理系に強い弱い・文系に強い弱い、とそれぞれ特徴があります。
例えば【中道館】という出版社は国語系に強く、古文の名作参考書がたくさん出版されていますが、そんな【中道館】がポッと数学の参考書をだす・・
これが”ポツンと一冊”と言われる買ってはいけない例です。
「その出版社ではこの教科はだしてないはずなのに出てる!」
「なぜ、この出版社がこんな科目をだしてるの?」
そう感じる珍しい参考書は地雷本の可能性が高いのだそうです。

編集者にそのノウハウがないから、だそうですよ。
自費出版
自費出版の参考書は殆どが・・×
例外的に、中には良い物も何冊かあるのはあるようです。
その例外があるのは認める、とのことでしたが、自費出版の書籍を選ぶのは相当なギャンブルだということです。

あまり、当たりがない!ということですね。
さらに自費出版でかつ「これで完璧!」とか「これ1冊でOK!」のようにタイトルがオーバーな参考書、あおり系のものは有江晴彦さんの経験上、殆どが地雷本だということなので注意が必要です。

私、、「これで完璧!」のような文字を見付けると弱いです。。
ついつい購入してしまいがちですが、やめておこう。
多作の著書
「1冊の参考書を作り上げるのには相当な時間を要するはずで、20冊30冊と書けるわけがない!」
というのが、有江晴彦さんのご意見です。
だから多作には名作がない、ということですね。

出版すること自体が目的化してしまったらダメですね、、と隣で鈴木悠介先生も頷いていました。
なるほど・・確かに。
ついつい沢山の参考書を出している著者(先生)の参考書が良いのかなと思いがちですが、違うのですね。。深いです。
著者が大学生
著者が大学生!については有江晴彦さんも鈴木悠介先生も「これは本当にそうです・・」と2人で大きく頷いていました。
だから『カリスマ東大生の・・・』とか、おすすめではないとのことです。
学生が著者であると何が良くないかというと、
・内容が薄い
・著者である学生の師匠の受け売りだったりなど、背景知識がそのまま出てくる

例外もあると思いますが、参考書のプロでもない一般的な人が選ぶには少し難しい感じがしました。
避けた方が無難なようです。
処女作が地雷な著者は2作目もダメ
処女作というのは力が入って、だいたいはやり過ぎて詰め込み過ぎてヘビーな内容になっているものが多いそうです。
でも過剰になることが多いものの一生懸命に作っているのでハズレがあまりない、とのこと。

なるほどー!
実績がないから敬遠しがちで売れにくい、という側面があるけれど、処女作はいいものが多いそう。
ただ、それだけ力をいれた処女作が中身の薄い地雷本の場合、2冊目もダメに決まってる~、というのが有江晴彦さんがたくさんの参考書を見てきた経験から言えることなんだそうですよ。

出版社によって得意分野と不得意分野があるので、奥付を確認して出版社と著者を確認することが大切ですね!

表紙のタイトルや帯の写真に惹かれて買ってはダメですよ。

はい、そうですね!
また、お友達が使って良かった参考書が自分に合うとは限らない!とも有江晴彦さんが語っていました。
お友達と自分のレベルが同じとは限らないから、ということです。。
鈴木悠介先生の参考書
参考書博物館の館長である有江晴彦さんがおすすめする参考書は古くて・・
今では手に入らないものやヤフーオークションなどでしか販売されていない参考書情報が多かったので、、
Youtubeで有江晴彦さんとともに学習参考書(学参)について語っていた世界史の講師、鈴木悠介先生著書によるおすすめ参考書をご紹介します。
● 世界史をひとつひとつわかりやすく。
こちらは<古代~近代へ>編・<近現代>編があります。
大切なポイントひとつひとつを、イラストを豊富に使った解りやすい解説と書き込み式の練習問題の2ページにまとめられていて使いやすいです。
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● イチから鍛える世界史
こちらは『入門編』・『必須編』・『発展編』があります。
入試に必須の知識から構成され、問題で扱われた用語を出題キーワードと共に深めることができます。
別冊でトレーニングブックが付属していて、効果的に復習もできますよ。
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● 世界史用語 マルチ・トレーニング
3ステップで世界史の知識をきちんと整理し、しっかり定着させることが出来る参考書!
1つの単元を「文章」「地図」「年表」の3ステップの観点から学習し、知識の定着をはかることができます。
↓↓
参考書選びはとても大切、ということがわかりました。
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